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最近、白泉社が出す復刊本はなかなか良いと思う
今日の今頃は安彦良和「王道の狗」の3巻を読んでいたはずなのですが、同時に注文した商品との兼ね合いからかアマゾンからまだ届いてないので、最近の白泉社の復刊本についてでも書きます。



去年くらいから白泉社さんが既存のジェッツコミック、花とゆめコミックの枠で昔の作品を単行本化しているのが目立ちます。

花とゆめコミック
樹なつみ「OZ 完全収録版」(1988-1992年白泉社LaLaで連載)

ジェッツコミック
喜多尚江「真夏の国 完全版」(1990-1999年白泉社花とゆめで不定期連載)
安彦良和「王道の狗」(1997-2000年講談社ミスターマガジンで連載)

他にもあったら教えてください。

上記の白泉社の再発モノにはいくつかの特徴があって並べて見るとこんな感じ。
○既存の新刊用のコミックの枠を使って再発していること
○再発にありがちなワイド版サイズ(A5)じゃなく青年誌サイズ(B6)であること
○付加価値としての加筆修正や未収録話の追加等が必ずあること

上の2個はうだうだ書くのがメンドクサイので省略。読者にとって最も重要なのは3つ目。既発の単行本を持っているファンにとっては、ありがたいのやらありがた迷惑なのやら分かりませんが、やはり買う動機にはなります。

ちなみにそれぞれのウリは。
OZ→単行本未収録エピソードを追加した完全版。加筆訂正もあるとか。
真夏の国→未完の不定期連載が完結。
王道の狗→絶版になっていたのをファンの声に答えて。さらに加筆修正。紙質がコミックでは最上の部類。

とりあえず白泉社はこの企画は地味に長く続けてください。応援しています。

「王道の狗」と「OZ」は作家の固定ファン以外にも安心してお勧めできる名作ですので、機会があったら読んでみて下さい。
by interstellar_dust | 2005-01-31 00:51 | comic
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